仮面ライダー1号 感想 ~時を超えて帰ってきたライダーの愛すべきカルト映画~
「仮面ライダー1号」
今更ながらDVDで鑑賞しました!
基本的に映画館ではなく自宅で見た作品は特別レビューはしないのですが、今作は
ツッコミどころ満載の珍作品すぎたので書きたくなってしまいました・・・(笑)
題名からも分かる通り主人公は伝説の初代ライダー、本郷猛。
演じるのは勿論現代に生きるリアル侍であり、探検隊隊長でもある藤岡弘、さん!!
これからこの作品を酷評しているとも見受けられるようなことを、雑な箇条書きで書き連ねますが、決してそんなことはありません!!
むしろ僕はツッコミを入れながらまったりと映画を見たいと思い、レンタルをしたのでまさに期待通りの作品でした。
勿論かっこいいシーンもあったのでそれは最後に・・・
侍 藤岡弘、
レビューをする前に、簡単に僕にとっての藤岡さんに触れておきます。
藤岡弘、さんはとても好きな俳優さんの一人でもあります。
往年のライダーファンの方々から、「若造のくせに初代を語るな!」と叱れてしまうかもしれません。
しかし実は僕も幼い頃は初代ライダーを見て育ちました。
父親が初代世代だったのでVHSをレンタルし、見せてくれていたからです。
それと小学生の頃は「藤岡弘探検隊」の大ファンでテレビの前で目を輝かせながら見ていました。(今でも好きだし深夜枠でいいから復活してほしい!笑)
僕たちの世代はテレビが今よりも自由に放送をしていた時代を知る、最後の世代だったのかもしれません。(普通にゴールデンタイムでやってましたからね・・・)
徳川四天王の一人である本田忠勝を演じられたのですが、マッチング率120%!笑
藤岡弘、=本郷猛と同じくらい藤岡弘、=本田忠勝と思わせられる程、素晴らしい演技でした。
(ちなみに僕はその年、真田丸にはまりすぎて大学の卒業論文も真田幸村を題材にしたほどです笑)
真田丸の話はまたの機会に・・・汗
ツッコミどころ満載!本郷猛の萌え映画!
ではでは、雑ですが箇条書きで今作の愛すべきツッコミどころをまとめました。
・JKに「たけし!」と呼び捨てにされる本郷。(せめてたけしさんにしてほしかった)
・JKに頬を引っ叩かれる本郷。(昔の恋人みたいなノリ)
・座禅をする姿がガチすぎて只者ではない空気感を醸し出す本郷。
・高校に特別講師として潜入する本郷(変装とかもなく唐突に)
・JKとWEGOっぽいアパレルショップに入る本郷。(まゆが着替えた姿を見て「おぉ~う」と満面の笑み)
・JKと慣れない高級料理店に入る本郷。
・JKとゲーセンでUFOキャッチャー、太鼓の達人、シューティングゲームの指導をする本郷。(プリクラも撮りかねない)
・JKと遊び、金欠になり土方のバイトをするIQ600の本郷。(JKに無理しちゃってと心配される始末)
・JKと遊園地に行き、夜のメリーゴーランドに乗る本郷。(かわいい)
・観覧車に乗る「まゆ」に向け、イルミネーションの花畑を背に手を振る本郷。(緊急停止すると、まさかの飛び降りるよう指示)
・JKと昔のカップルのような腕組で遊歩道を歩く本郷。(自分の孫世代の男に「ふぬけ」とタメ口で言われる・・・)
・JKと山中の別荘みたいなところで自給自足の同棲生活をする本郷。
などなど。これは何かのプロモーション動画なのか?
いやいや、新手のメイキング映像の類なのか?
中盤まではこんな感じで進行していくので、何を見せられているのか分からなくなってきます(笑)
この記事だけ読まれた方は、「えっ!?十代のぴちぴちの可愛い女子高生とサバイバルジャケットを着たいかつい70歳のライダーが付き合う話??」と思われるかもしれませんが、決して違います!!(多分)
この二人は勿論恋人ではありません。(多分・・・)
女子高生「まゆ」は本郷のお世話になった人「おやっさん」のお孫さんなんですね。
おやっさん亡き後は中学生くらいまで、本郷がまゆのお世話をしてたみたいです。
今作のテーマ
色々と書き連ねてしまいましたが、この作品にかける藤岡弘、さんの思いは並々ならぬものを感じます。
「命の尊さ」「何故命は大切なのか」
そういったテーマを見ている観客に問いかけるようなシーンがいくつかあります。
ですが、残念ながらストーリーと藤岡さんの伝えたかったであろうテーマがまるで噛み合ってないんですね・・・なので違和感を具現化したような作風になっているのだと思います汗
また、惜しい点は他にもあります。
今作で変更となった1号の新たな姿です。
今回は現在の藤岡弘、さんの体系に合わせて変身後のライダーのフォルムもゴリゴリのいかついフォルムへと変更されています。
確かにあのスマートな旧フォルムのままだと変身前変身後のギャップが大きくなってしまい、違和感を感じてしまったかもしれません。
そういった意味では、上手く今回の姿に移行したのかもしれませんが、個人的には、やはり1号の昔のデザインが好きでした。
今でもちょっとだけ欲しいと思っちゃう・・・
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終わりよければ全てよし!!
そう、終わりよければ全て良いんです!!
最後は正義が勝つのです!!(自分でも何言ってるかわからない)
ツッコミどころ満載の作品ではありますが、ちゃんとかっこいいシーンもあるんです!!救われた!!(笑)
・藤岡弘、さんの見せる70歳を超えても尚、キレのあるアクションシーン。
この撮影のために鍛えなおしたみたいです。さすが武術の達人です。
・キャンプファイヤーのような火葬から劇的な(謎の)復活を遂げ、苦戦を強いられるゴーストたちの前にサイクロン号で颯爽と現れる弘、。
ゴーストに課した宿題に対し、答えになってない「俺は仮面ライダー1号だ。」
・サイクロン号を迎えにきた際の「かえってきたよ、おやっさん。」
哀愁と渋さに満ちており、その一言で孤独な闘いを続けてきた重みを感じさせられました。
・主敵、地獄大使とまさかの共闘。
共闘後、決闘を懇願するボロボロの地獄大使に「体をいたわれよ。地獄大使。」の一言。満面の笑みでサイクロン号にまたがり、去ってゆく姿に痺れました。
まとめ
今作に関しては往年のライダーファン、比較的新しいゴーストファン、子供の付き添いで見たお父さんお母さん等々、誰がどう見ても賛否両論な作品であることには間違いありません。
ですがどんな見られ方であれ、多くの人々を楽しませてくれる作品なのではないかと僕は思います。
実際適当にちょこっと書いて投稿しようと思っていたはずが、色々と書いてしまいました。(全然深くないですが笑)
そういった意味では愛すべき珍作として、ツッコミを入れながら鑑賞するのも悪くはないのでしょうか!
ではでは!ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
おまけ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!