「私は生きている。」ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION 感想

ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

 

観てきました!

 

正直映画館であれだけ号泣したのは初めてだったかもしれません・・・

 

それくらい感動して泣いてしまいました!!

 

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小さい頃見てたなぁーポケモン
ゲームは好きだけどアニメは子供向けじゃない?
・見に行きたいけど大人一人で行くのも気が引ける・・・

 

等々思う方もいらっしゃるとは思いますが、大人子供も関係なく楽しめる作品なので是非見てほしいです!!

 

そんなミュウツーの逆襲 EVOLUTION」レビューしていきたいと思います!

 

 

ストーリー

全てのポケモンの“はじまり”と言われ、「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」の2つを持つ冒険者の前にだけ現れるという幻のポケモン・ミュウ。世界中のポケモン研究者がその行方を追う中、ついにある科学者がミュウの化石を発見し、それをもとに禁断の行為に手を染めてしまう。人間のエゴによって生み出された伝説のポケモンミュウツーは、自身の存在理由も分からないままに兵器としての実験を繰り返され、心の中に人類への憎悪の念を宿していく・・・

 

3DCG

今作の特徴の一つでもある3DCGは今までのポケモンのイメージにはないものなので、違和感を感じる方もいるかもしれせんが僕はすぐに慣れました

 

ミュウツーが誕生した際のヌメヌメ感

ピカチュウサラサラしてそうな毛並み。

リアリティの高い炎や海。

・やけに美男美女なムサシとコジロウ。

・タケシの髪が思ったより柔らかそう

 

などなど3DCGメリットを活かしていたと思います!

 

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ミュウツーと今作のテーマ

 

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「私は誰だ。」

「ここはどこだ。」

 

自己の存在とは何か?

クローンである自身の存在について思い悩み、オリジナルであるミュウに勝つことで自己の存在理由証明しようとする物語が今作のメインテーマとなっています。

 

自己の存在理由の追求」「生命の尊さ、重み

あくまでも子供向けの作品とは思えないテーマですが、ポケモンというキャラクターを通すことで子供に分かりやすく記憶に残る作りになっています。

 

実際僕が見に行った回も子供たちがたくさんいたのですが、皆真剣

集中力を切らし、ガヤガヤ騒ぐなんてこともありませんでした。

難しく重いテーマを分かりやすい形で伝える。

これはポケモンだからこそ成り立つ表現だと思います。

 

人間たちに逆襲を誓うミュウツー

ですが人間の興味本位でコピーという形で生を与えられ利用され、高度な知能を持つゆえに苦悩し逆襲を企てる姿はどかこか人間的でもありました。

 

逆にミュウはその無邪気さゆえに自分の存在の希有さ、力の強さなど全く自覚しおらず、ミュウツーの苦悩などどこ吹く風。

天真爛漫な姿はミュウーツーとは逆にポケモンらしさを感じました。

 

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そんな苦悩に満ちたミュウツーですが、

・初めてサトシたちの前に姿を現す「降りてくる」シーン。

・不意打ちで火炎放射をするサトシのリザードンに対し難なく片手で受け止め、「しつけの悪いリザードンだ」てきなセリフを言うシーン。

 

冷徹でありながらも、かっこいいんです

最強の名にふさわしい貫禄。歴代のポケモン映画の中でも特別な存在だと思います。

 

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降臨

 

CV

松本さんサトシ)や大谷さんピカチュウ)はじめ、

お馴染みのメンバーに加えミュウツーのCVはオリジナルと同じく市村正親さん

ミュウツーといば市村さんの深みのある声のイメージがあるので、再び演じていただけたのもよかったです。

 

また市村さんのミュウツーとくれば、ミュウは勿論山ちゃんこと山寺宏一さんです。

あの頃のミュウと同じ声を聞き、びっくりしました。さすがです。

 

そしてオーキド博士ナレーターを長年務められた石塚運昇さん

今作は石塚さん遺作の一つとなりました。

 

今作とは直接関係ありませんが、オーキド博士の歌う「ひゃくごじゅういち」は今でも印象深く記憶に残っています。

 

今作が人々に涙を流させ、感動させ、リメイク作品として昇華しているのは、声優さんたちの技術情熱によるものも大きいと思います。

 

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ひゃくごじゅういち

余談ではありますが、リメイクでも勿論登場するロケット団

今作でロケット団が担っている役割はとても重要です。

全体を通してシリアスな作風なので、今作のロケット団は唯一コミカルな存在だと思います。

(劇場版ポケモン通して言えることかもしれません・・・笑)

 

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主題歌

オープニングテーマ曲 めざせポケモンマスター'98」(2019 Remaster)

サトシ役、松本梨香さんの歌うおなじみのテーマ曲です。

僕たちの世代はポケモンと言えばやっぱりこの曲です!

 

OPのポケモンバトル、この曲が流れた瞬間から目頭が熱くなり、大好きなゼニガメがでてきたところで涙ボロボロになりました(笑)

 

それだけ大好きな曲です!

 

余談ですがかつてスーパーアニソン集団に所属していた梨香さん。

かっこいい曲がたくさんあります。

 

 

エンディングテーマ「風といっしょに」

今回はオリジナルに引き続きラスボスこと小林幸子さんと、

しょこたんこと中川翔子さんです。

 

本編見た後にこのEDがまた泣けます

 

さすがに映画館を出るときは泣くのをやめたかったのですが、再び泣ける波がきて結局最後まで泣かされてしまいました・・・笑

 

最後にミュウツーがコピーされたポケモンたちを引き連れ、まだ見ぬ地へ旅立つ姿とこれからもポケモンたちと歩み旅を続けていくサトシたちの姿に思いを馳せてしまう、そんな名曲です。

 

風といっしょに

風といっしょに

 

 

今作に登場するポケモンたち

 

今作に登場するポケモンは全て初期ポケモンになります。

 

アニメやゲームの宣伝をするならば、最近のポケモンも登場させて今の子供たちにお馴染みのポケモンを出演させることもできたはずですが、潔くオリジナル版のポケモンのみ登場させたのは好感が持てましたした。

 

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また今作は大人の観賞も視野に入れたリメイク作ということで、ポケモンに対するトレーナーたちの触れ合い方一つ見ても、とても丁寧に描かれており、泣けるポイントでもありました。

 

特にサトシのピカチューゼニガメフシギダネに対する愛情の深さ、それに応えるポケモンたちの姿もスクリーンを通り越し、胸に響きました。

 

そいった温かさを惜しみなく見せてくれるからこそ、物語終盤のポケモンたちの残酷な「痛さ」を感じさせる戦いが、より悲しさを増し、ポケモンたちのがより感動を呼び見ている人々に愛の大切さ命の尊さを訴えかける作りになっているのではないかと思います。

コダックが叩き合ってるシーンでさせ号泣・・笑)

 

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まとめ

 

あの頃見たミュウツー同じストーリー同じキャスト同じ主題歌

 

オリジナルに忠実なリメイクだからこそ幼き頃の自分と照らし合わせ、失ってはいけない「大切なもの」を感じさせてくました。

 

仕事に追われる元少年、将来に不安を抱く元少女。人生に行き詰ってしまった元子供

 

「私は生きている。」

 

オリジナル版の公開から20年以上経った今だからこそ、現代社会に生きる大人にも子供にも見てほしい。そんな作品でした。

 

おまけ

かっこいい曲から癒される曲まで盛りだくさんのポケモンベスト。

色々発売されていますが、個人的にはこれがおすすめです!

ピカチュウ・ザ・ムービー ソングベスト1998-2008

ピカチュウ・ザ・ムービー ソングベスト1998-2008

 

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

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