世界最速の男 インペリテリ (グラハムボネットもやって来た!)ライブレポート
6/1(土)豊洲PIT
Impellitteri 30th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2019
行ってきました。
THE NATURE OF THE BEASTのツアーかと思って行ったら、30周年アニバーサリーのライブでした・・・(笑)
軽い前置きを入れてレポートをしたいと思います!
インペリテリとの出会い
僕がインペリテリを好きになったのは高校生の頃。(現在24歳)
ギターを始めた当初、「世界で一番速くギターを弾くのは誰なのか?」
ふと疑問に思ったのです。
(考え方がいかにもギター初心者らしいです笑)
ネットで検索した結果、どこかの知恵袋の投稿で「インペリテリ」という名を目にしたのがきっかけです。
そこからアルバムを聴いたり動画を見たりして、あれよあれよと好きになってしまったのでした。
ベスト本当によく聞いてました。(捨て曲0!かなりおすすめです!)
前作「Venom」がリリースされた際にも来日公演がありましたが、別バンドの20周年東京ドーム公演と時期が被ってしまい、やむを得なく断念してしまいました。(ごめんねクリス)
ということで今回のライブは待ちに待った来日だったのです!
「venom」はかなり好きでした。
THE NATURE OF THE BEAST
正直「THE NATURE OF THE BEAST」は良くも悪くもいつものインペリテリです。
(さすがに前作とリフが似ている曲が多い印象もうけましたが・・・)
しかしインペリテリはそれで良いのです!
スタイルが全くブレていません。
ファンが望んでいる弾き倒しスタイルです(笑)
メタルの世界に関わらず、望まれているものを提供することはとても重要ですよね。
ジャケの狼アートワークは前作に引き続きversaillesのTERUさんです。
そんな「THE NATURE OF THE BEAST」。
お気に入り曲は以下の4曲です。
1.HYPOCRISY
4.PHANTOM OF THE OPERA
5.GATES OF HELL
8.SYMPTOM OF THE UNIVERSE
ライブレポート
前置きが長くなりましたが、ライブ当日。
会場前にも関わらず豊洲PIT前は待機陣も少なく、やけに静か(笑)
隣の広場でパーリーピーポーな方々が、
ワイワイとビアガーデンっぽいものを開催しており、
豊洲PIT前と雰囲気が正反対すぎて笑えました。
あのダサい狼のTシャツを着たメタラー達と(褒め言葉です!)パリピな方々を比べること自体、酷な話です。
ちなみにTシャツは買いませんでした・・・(ごめんねクリス)
ライブ中にタオルを掲げていたお客を見つけたロブ。
「ナイスタオル!」
今回豊洲PITは初めてだったのですが、
会場に入ると意外や意外。広いです。
(外から見ると海岸沿いの物流倉庫みたいなのに)
指定席なのででかい外人に突っ込まれることもないし、
荷物も椅子に置けるし、疲れたら座れるし快適です。
ライブ開始は5分くらい押しました。
原因は機材トラブルっぽいです。
セットリスト
01. The King Is Rising
02. Warrior
03. Run for Your Life
04. Father Forgive Them
05. Wicked Maiden
06. We Own the Night
07. Answer to the Master
08. Somewhere Over the Rainbow (Harold Arlen カバー)
09. Crazy Train (Ozzy Osbourne cover)
10. Lost in the Rain
11. The Future Is Black
12. Stand in Line /with Graham Bonnet
13. Since You Been Gone /with Graham Bonnet (Russ Ballard カバー)
14. All Night Long /with Graham Bonnet (Rainbow カバー)
アンコール1
15. Goodnight and Goodbye /with Graham Bonnet
アンコール2
16. Hypocrisy
17. Symptom of the Universe (Black Sabbath カバー)
ロブロックの歌声がすごい!!
インペリテリの相棒と言えばやはりロブロックです。
終始、高音から低音まで拳を突き上げたくなるような熱い歌声を全快で披露してくれました。
特に凄かったのがやはり「Lost in the Rain」!
所々きつそうな個所もありましたが、
それでもロブの情熱的なハイトーンボイスに感激しました。
またロブの人柄、プロとしての姿勢を感じられるシーンがいくつかありました。
本番中は機材トラブルやスネアを交換したり、曲が止まったり、微妙な雰囲気になることが何回かありました。
(序盤、クリス機嫌悪そうだったし・・・)
そんな中客を煽ったり歌わせたり、日本語のMCを披露したりとロブが場を盛り上げ、上手く繋げようと頑張っていました。
最後までステージに残り、ハイタッチなどをしていたのもロブ。
クリスはヘヴィーメタルがなんたらかんたら!
的なことを言ってすぐにはけてしまいました。
(他の二人に限ってはサーッと気が付いたらいなくなってました・・・笑)
歌声やステージングは勿論ですが、
ロブのそんな姿に僕はとても好感を持ちました。
クリスインペリテリの光速速弾き!!
光速伝説は実在したっ・・・!
クリスと言えば豪快なオルタネイトピッキングによるギターソロですが、オリジナル音源と何ら遜色なく、速いけれど1音1音綺麗に弾き倒していました。
ヘヴィーなリフもタイトに刻みとても心地よい!
また、クリスの弾く「Crazy train」が聞けたのも大興奮でした!
クリスがMCで世界中の人々が知っている曲をやる(?)的なことを言っていましたが、確かにメタラーなら誰しも知っている曲と言っても過言ではないでしょう。
(J-POPで言う「世界に一つだけの花」みたいなもんです!!笑)
その証拠にお客さんも大合唱でした。
グラハムボネット御大降臨!!
アルカトラスで来日しており、ゲスト出演するのではないかと噂が立っていましたが、
まさか本当に実現するとは・・・しかも4曲!
登場した瞬間、観客大盛り上がり。
(隣の方にいたおばさんは余程思い入れがあるのか、泣いて感動していました。)
特に「Stand in line」が聞けたのは最高でした。
(欲を言えば僕の大好きなANTI SOCIAL DISEASEも聞きたかった!涙)
それにしてもグラハムじいちゃん元気すぎ!(笑)
71歳にも関わらず声もステージングも衰え知らず。
客をバンバン煽ります。
インペリテリとライヴで共演するのは30年ぶりということで、世界中のファンも羨む内容だったのではないでしょうか。
ラストは再びロブ登場からの「 Symptom of the Universe」。
ブラックサバスの良カバーで僕はとても好きです。
(それにしてもカバーが多いです笑)
皆、消化不良だったのかメンバーがはけて、スタッフさんが片づけを始めてもアンコールの手拍子が止まりません。
(RAT RACEとかオペラ座の怪人とかやると思ってたしなぁ・・・笑)
機材トラブル等もあり、時間が押していたせいか、結局メンバーはステージには戻ってきませんでしたが、総じて楽しめたライブではありました。
公演時間約1時間半。
ギターも速ければライブ終了も早い光速のインペリテリでした!!
おまけ